オープン前のある朝

2023年8月8日オープン前

暗いからよく分からず、自転車のライトを頼りに、広場の中を入っていった。

ポールのてっぺんについてる光で、わずかにしか見えない看板をのぞくと自転車乗り入れ禁止の文字。

「誰も、いないからいいよね」

見つからないように、ゆっくり端っこに自転車を置いて。

水筒にミルクティーを入れてきた。
スティックタイプのお菓子と一緒に。

トラックや乗用車が走る音が聞こえ、
カラスが鳴く、カァーカァーという音、
風がながれて、
もくもくと煙のような雲がゆっくりと明るくなっていく。
犬をつれて散歩する人が、ちらほら。
とんがり帽子のような木が目の前にあって、風で枝が揺れてる。

回りを通る車の数が増えて行ってる。

雲が濃い
明かりが蛍みたい

見上げると、遮るもののない世界。
でも青空じゃなく、所々濃いところのある雲一面。
なんだか屋上に行るみたいだ。

カラスの声が少なくなり、雀の声が増えてきた。
どんどんと、車の音も増えてる。

お日さんは、いつ現れるんだろう?

ときおり吹く風が涼しくって心地よい。
青い空が少し見えてきた。
ついでに、カラスの声も付いてる。

マット持ってきて寝っ転がりたい。
あ~ぁ~、持ってきたミルクティーをそうそうに飲んじゃって、物足りないや。

お日さんの出口には、厚めの雲があるみたい。
見えたら帰ろうと思ってるのになぁ。

ツバメの群が飛んでいって、一羽だけが自分の方に来て、視界から消えていった。

犬を連れてる人、ただ散歩する人、半々でぱらぱらいる。
犬連れの左からきた人と、右からきた人が合流してしばし歓談。
犬同士も挨拶なのか、ちょっとばかし吠えてる。

救急車のサイレンが近づいてきて、
スピーカーから「救急車が通ります。救急車が通ります。」

犬が退屈になってきたのか、早くいこうよの軽く吠える声が聞こえる。
それでも人間の方は、おしゃべり中。

あっこらへんに、お日さんがいそうなんだけど。

雲に隠れるお日さん

人の違いより、犬の違いに目が向く。
詳しくないけど、いろんなのを見るのは面白い。

あれっ、また人が合流しちゃった。

えいっ、寝転がっちゃえ!
鳥が真上を飛んで、真っ白なお腹が最大面積で見える。
ほんと、風が気持ちいい。

座っていたんだけど、みんな立ち上がり、でもおしゃべりは続く。

ふと、山がほとんど見えないことに気付く。
郊外の南大阪とは勝手が違うらしい。

お日さん待ちをしてたら、また一人、犬を連れた人がおしゃべりに合流。
止まっている犬と動いている犬。
なんか楽しそ~。

空の色の青さが濃くなってきた。
風気持ちいいと思ってたけど、これ台風の影響だったりするのかな…

空の青さって変わるんだ

やっと、お日さん、見えた。
あかるい、まぶしい。
影ができた。

やっと見えそう
もう少し
見えた。でも、まぶしい

それにしても、やっぱり都会はすこし密度が高いみたい。

今度は、魔法瓶でお湯もって、お抹茶もって、野点しよ。

今日もオープン準備をする宰へ。

掲示板の左に何かいる。
小さな招き猫。千客万来!

前夜祭、オープニングイベント、お待ちしております。

反射して映った空と一緒に撮影。