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再生木造建物で 本 を読む、番外編〜アナザーストーリー:再生建物で 紅茶 をすする〜

2023年9月29日お茶のこと,ポット,紅茶

レトロな建物の再生物件。
最初は一つ、老舗紅茶屋の喫茶室。
三年の月日がたち、建物全体では、ずいぶん空室が減った。前の広場も、菜園で賑わっている。

オーダーをして、紅茶やフードが出てくるまでに、壁に立てかけてある昔のメニューを見た。日本語と英語で書かれてる。紅茶が100円とか150円とか。
うっすら見える鉛筆書きは1970と書いてあるようだ。

当時は、どんな紅茶を提供していたのか?
よくよくページをめくると、リッジウェイが書いてあったり、スパイスティーがあったり、ジュースも。
当時の喫茶店が常備していた飲み物なんだろうか。
最初から最後まで眺めて、今のメニューにある店の歴史のページがなかったことに気づく。

驚いたのは、この頃はオリジナルブランドの紅茶がなかったようだ。今はオリジナルブランド、20種は超えるはず。

紅茶が到着。
回転茶こしをひっくり返さないように気をつけて、紅茶をカップに注ぐ。
ポットの底をやはり覗いてみる。
製造年が入っていない移転直後の年に製造されたものではない。

添えられたビスケットをちびちび齧りながら、空腹を満たすフードの到着を待ちきれず、紅茶が減ってゆく。

お待ちかねの4種類の具が乗ったチーズトーストが来た。
空腹が満たされてゆく。
移転前からあるフードメニュー。

スパイスの蓋の開け方が回すから、開くに変わっていた。
ミルクジャグがショップで再販するようになった。
製作されている窯が変わったとのこと。
喫茶に提供されたミルクジャグは2008年製。
自分が初めて堂島のショップ兼喫茶を訪ねた年だ。

古いものと新しいものが交わる時間が過ぎた。


本投稿は「お茶の相談室」3号の「再生木造建物で 本 を読む、番外編」を本ではなく紅茶で書いた内容です。→お茶の相談室

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