野点の準備は形から。そして、ネットで補強。
いきなりでなんですが、野点って憧れませんか?
あ、野点を御存じない。
野外でお抹茶を点(た)てることを野点(のだて)というのだそうな。
本格的な手前になると、野外で、座るところに赤い毛氈(もうせん)ひいて、大きな傘さして、お釜のお湯を沸かして、お抹茶を点てる。
(イメージです…)
ウチのお店、種ノ箱は奥に長ーい、改装された木造長屋の二階に入居してます。
長屋には路地が付いておりまして、
路地のベンチに座ると、お隣の建物の壁に蔓の緑があって、なかなか風情があるのです。
だから、たまに二階でお抹茶を点てた後に、ベンチに座って緑を眺めながら、お抹茶をすすったりしてます。
ところで、登山用品でよいのかな?
モンベルという会社がありまして、大阪が本社があるから、まあまあ大阪市内にお店がある気がします。
たぶん、2,3年前に野点セットというのを見かけてから、なんとなくほしいなぁと思っておりました。
この度、欲望がまたふつふつと沸いたので、ウェブ検索で値段を確認したら、一万円弱(野点セット)。
ちょっと予算オーバー。じぃーっと眺めてたら、茶碗だけの別売りがあるではないですか。
ウチには茶せんもあるし、巾着も移動時だけ使うなら、どこかにあったはず。
というわけで、メラニン樹脂の野点向きお抹茶碗を入手しました。
はじめての利用は、まだギリギリ一月だからIWAIno茶で。
乾燥したお茶っ葉の見た目と、二煎目の色合いから、たぶん深蒸し茶だったみたい。
あ、そうそうこのお抹茶碗、扱っているお店がどこにあるかをウェブ検索で確かめてから、お店に買いに行ったんです。
パソコンやスマホから在庫を確認できるなんて、便利な世の中になりましたよね。
老舗紅茶屋さんは、古くなったメニューを供養で燃料にして、沸かしたお湯で紅茶を淹れるなんてことされてました。
まだまだ寒いから、もう少しあったかくなったら、お湯を保温ポットに入れて、路地で茶せんを振って、お薄を点ててみたいと思います。